たんこぶちんは佐賀県出身で、その昔まだアマチュアバンドだった時代に快挙ともいえるテレビでの2か月間出演というとてつもないことを成し遂げています。そのコーナーが「がばいキュートな美少女バンド」という特集で、なんとその時メンバーは中学生になったばかり。そんなたんこぶちんが育ってきた佐賀県の唐津市という場所は、素朴で気候もほどよく暖かく、人々も暖かい、都会ではないですがそれが良いという言葉がピッタリな土地です。
人口は約12万8000人で、佐賀県の中では二番目に人口の多い土地。しかしそれでも人口の多い地域ではないので、そんなバンドが出てくるなんてとても凄い事ですね。
さて、そんな唐津市の特色や見どころを紹介していきたいと思います。
やはり一番の見どころは「自然」です。山、川、海といった自然に欠かせない要素は全て網羅しており隙がありません。そしてもちろん、自然が多いという事はとてもお料理が美味しいということ。まずは何と言っても佐賀牛。穏やかな気候、そして美味しい空気、とても肥えている土地で育ったその佐賀牛は、柔らかく口の中でとろけてしまうような肉質と、コクのある甘みが特徴となっております。お肉に入るサシ(黒毛和牛の最大の特徴であり最高級の証でもある、霜降り肉のようにまばらに点在する白い部分、所謂脂肪分のこと)が本当に美しく、その品質の高さを物語っております。
そして、海の幸代表である呼子のイカ。全国でも指折りの有名なイカです。リアス式海岸なので、色鮮やかで綺麗な色をしておりますが、とても波の荒い事で有名な玄界灘。リアス式海岸にはもう一つ特徴として変化に富んだ海流があります。東松浦半島では沿岸漁業が行われており、サザエ、平目、イセエビなどの海産物が水揚げされております。そんな中でも、呼子のイカは佐賀を代表する海の幸として全国にも名をはせており、鮮度抜群の活き造りなどは、コリッとした歯ごたえと甘みがたまりません。さらに、佐賀県以外ではあまり聞かないイカシュウマイなども有名です。透き通った綺麗なイカが勿体ないような気もしてしまいますが、天ぷら、ゲソの塩焼きなども絶品です。
川の幸もとても充実しており、何と川に住むカニのツガニや、はらわたまで美味しく食べられてしまう鮎など、本当に目白押しです。
観光する場所も豊富です。まずは何と言っても特別名勝に指定されているという「虹の松原」。鏡山展望台からの眺めは絶景という他どのように表現して良いのかわからないほどの素晴らしい景観です。そして、歴史ファンは見逃せない国の特別史跡「肥前名護屋城跡並びに陣跡」、「唐津城」などなど見逃せない歴史的建造物も沢山あります。
唐津市はお祭りもさかん。様々なお祭りが県内外の人々を楽しませてくれます。もしも唐津市に観光に行くなら特におすすめの時期があります。それは秋。11月には九州地方で「くんち」と呼ばれるお祭りがあり、ユネスコ無形文化遺産ともなっている秋季例大祭です。巨大な曳山と呼ばれる山車を、曳子の方々が引き、「エンヤ」「ヨイサ」の掛け声とともに城下町を所狭しと暴れまわる様は爽快感抜群です。この時期にはなんと50万人もの人々が唐津くんちのために集まるのだそうです。人口を考えるとものすごい数ですね。
いかがでしょうか、不世出のガールズバンドたんこぶちんが生まれ育った佐賀県唐津市は、たんこぶちんにも負けず劣らず素晴らしい土地だという事が伝わっていれば幸いです。